アスベスト処理

アスベスト処理

アスベストとは

アスベストは、天然に産する鉱物繊維のことで「石綿」とも言われています。
耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性などに非常に優れた天然の鉱石です。
微細な石綿がいったん空気中に放出されると消滅することなく、長期間空気中に浮遊します。
アスベストを吸い込むと、気管から気管支、さらに肺の一番奥の肺胞にまで入り込んでしまいます。
それにより、石綿肺、肺ガン、中皮腫などの病気になる危険性が高まることが知られています。
アスベストは1970年代から1990年代にかけて日本国内に大量に輸入され、
断熱材、屋根材などの建設資材をはじめ、電気製品、自動車、家庭用品など多岐にわたり使用されてきました。
その使用量は全国で15 〜 20万トンともいわれ、吹付けアスベストの老朽化・損傷による
アスベストの粉じん飛散問題が発生しています。


アスベストの危険性

アスベスト繊維は非常に細い繊維で、空気中に飛散したアスベスト繊維は肉眼では見えません。
刺激性がないため、知らず知らずのうちに吸い込んでしまい、肺の一番奥の肺胞にまで入り込み、体内に蓄積されていきます。
何十年ものあいだ体内に潜伏し、突然発症して死に至るケースも報告されています。
アスベストによる病気は20年〜30年という長い潜伏期間の後、発症すると研究データも発表されております。


アスベスト除去作業工程

STEP1. アスベスト有無の調査
ご依頼後、すぐに現場にお伺いし、アスベスト有無の調査を行います。

STEP2. 労働省など各省庁に届出
工事着工前2週間前までに、関係法令・条例に基づき届出を行います。

STEP3. 事前清掃・機材・資材の搬入
事前に真空掃除機にて清掃を行い、工事に必要な機器・保護衣・保護具などを現場に搬入します。

STEP4. セキュリティーゾーンの組立・設置(作業区画を隔離)
アスベストの外部への飛散を防ぐため養生シートで場所を覆い、セキュリティーゾーンを組み立てます。
また作業場の見やすい所に各種表示・掲示を行います。

STEP5. 飛散抑制剤の吹付け
飛散を抑制するためエアーレス噴霧器を設置し、飛散抑制剤をアスベスト全面に吹付け塗布します。

STEP6. アスベストの除去作業
湿潤したアスベストを手作業で丁寧に除去していきます。
また除去した箇所へ残存アスベストの再飛散を防止するため飛散抑制剤を吹き付けます。

STEP7. 除去後の処理
除去したアスベストは専用の収納袋で2重袋詰め、2重結束し厳重に封じ特別産業廃棄物として処分します。

STEP8. 完了後粉塵濃度測定
除去工事完了後、アスベストの浮遊など除去の確認をするため、もう一度粉塵濃度測定を行います。

STEP9. 各省庁に完了届け提出
関係法規・条例に基づき監督省庁へ完了報告を提出します。





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